2024-01-01から1年間の記事一覧

ただ認められたかっただけ 君の眼を君の姿を見てたんじゃなくて 僕は僕を見てた

光を拒んで虚しさに逃げ込めば 何も分からなくなったよ 待ち望んだものなんてないんだ 僕はずっと此処にいたかった そんな嘘でまた傷つけて 誰かを救いたいだなんて 君が生きていきたいだけなんだよ

卑怯者

本当になりたいわけでもないのに 偽物だなんて思うなんて 傲慢だなって気づいたら なんだか、やけに空々しく

冬の終わらない週末に弱い光と空閑に 寂しくて動けないから微睡んで 映し出された映画が動いてくよ 明日になりたくないから 時間は止まったままみたい 未来に向かう過去が苦しまぎれに 繰り返し繰り返し でもきっと掴めない 寂しくて動けない

僕は偽物 嘘っぽい偽善者 誰にも心開かない無力感 死にたいって思う夜に全能感 独りでお喋り疲れ果て おとぎ話のような結末で 心地よい酔いで有耶無耶

可愛げな顔して 僕を隠した日々に届かないな どうでもいい思い出なんてものさえない 僕の見える今は輝いて 怖くて俯いたように 遠く儚く消えていくように

死にたいと思う事はなくなったけれど きっとあの頃に戻りたいって思い出してる 擦り切れるような音楽 枯れ草のような僕の顔 消えない残像に消えて

バウンダリー

時に感傷 目に見えない心 憂うは音亡き景色は虚ろ 唯、境界線を失えば君がいなくなる それで僕も消えていく

心閉じたままでは誰も救えないよ 卑怯者の口元は歪んでる 手招いて包んで八つ裂きにするんだ 怖ばんだ顔の皮膚が硬く黒く 寂しくて寂しくて 僕は聞こえない 僕は人間なんだ

夏の風を浴びたい 悲鳴が聞こえたあの夜が明けていくから どうしても聞こえない呼び声 優しいあの声をどうか忘れないで そしてそれで埋もれないで 雷の鳴る夕闇が流れてく 黒く深く血の意味を刻むように

愛されたいと思った気がしたような 自分の気づかないところで進んだ 未来を思い出そうとして消えた 掴み損ねたくて だから進んでいけるって

当たり前の日常を必死で堪えてる 笑えばいい 死にたいよ 落とした欲望で幸福になれる 偽物で飛ぶ それで堕ちていけば どうしてこんな世界 満たされないよ

優しい気持ちを思い出すような でもそれが嘘だってこと言いきれなくて 思い出せないのは意志 そんなものないって でも僕の中にはあるんだ 信じてる性の中に真実が聞こえてしまう 浮世離れていく命が弾かれてくよ そして君の身体に痣を作るんだ 僕らどこにも…

無痛

一人が寂しいなんて思ったことも なかったけれど今は何だか寂しいんだ 生きる意味なんて何度考えたのか 分からないけれど孤独を感じてる 息が詰まるようで 悲しくもなくて 何もなくて