2023-01-01から1年間の記事一覧

意味付けの納得で汚されてく未来 僕は笑っていて君は何だか不安そうで そうやって僕ら壊してくんだ だから、そんなのだから生きてく意味が なくなってく 可能性で首を絞めるその手 壊さないでよ 汚さないで

醜い生き物が夜を這うのは 美しく儚い音色で重ねた実を剥ぐ為 嘘の声が響く世界で 美しく儚く重ねた彩りが混じる 無限が宙を舞うように夢を見たい それで消えたいよ

心殺して死んだふりする心を殺したい 予定調和の空虚と共に有耶無耶になっても 明日になれば僕はまた消えてしまうんだから

微睡みを転がして 灯りを消せば常ならざるは幻想か 闇夜に彷徨う道化の真と空虚と罪と 様子見がてらに木枯らしを吹かせて

日記(戊戌)

嘘でもいいから 優しくできればいいなって思った 夜は過ぎてく 傷ついていく未来を今が抱えるから ねえ それでいいのかな それでも怖いんだ

日記

今日は特別に良い日となった。 先祖のルーツを知り書き纏めることで 次に繋ぐ何かを手にする事が出来たような。 こんな日が二ヶ月に一度廻っていたと 思うともっとこんな清々しく優しい一日を 一日でも多く掴み損ねることなく どんなに辛い日々が続こうとも…

日記

あの人、そうあの人を愛してた 愛してなくとも愛してたんだ そう、愛してたんだ こんなにも忘れられない 抱きしめたい もう一度、出来ればもう一度

日記

人間であることを生々しく感じる。 その動き、皮膚、時と連動しない肉体 浮いた身体と現実はしがらみを超えた 精神の様

日記

傷ついた心が癒されてくのは 人の優しさに触れたからではなくて 寂しさが身体に浸透していくからで 暖かな心を引き寄せたいのに 掴みたくないんだ 壊れてしまいそうで 嘘になりそうで

日記

報われもしない因縁をただ正しく 滅する命を苦しむ権利を持って 全うさせてくれ

日記

自分の為に人の為を思い行為することは 純粋さそのものである。 その反対に他人の為に人の為を思い 行為することは不純そのものである。 いずれにせよ、その行為は自分の為である 事に変わりはない。 自分の為である理由自然に内的に 表現できないのは自らを…

憐憫

嘘の声が木洩れ日和の風に流されて 喪失の色が彩る未来を過去に見る 明日を傾け滑り落ちそうな君 大河を流るる無常は人となり 無意味さを説いて自惚れる夜に 果てしなき貪欲の卑しさを下れ

悲しくて泣きたくて泣いた白い部屋 夜が更けてくから僕は消えたくなって それで冷たくて嬉しくて 今日は良い日になるのかな 思ってもないことを浮かべて 繰り返す輪廻が過ぎていく そうして 嘘で満たされてくだけの夜に

支配したいだけの君 誰かの為だなんて声は消えてしまって 成長していく心が汚れたんじゃなくて 汚れた心が意識にのぼったんだ 忘れてしまった あの風もあの匂いも 夏に滲んだ灯火は幻想だなんて 芸術的な言い訳 人の痛みなんて分からないからって 正解なんて…

焦燥

忘却が煌めいたのは夜 嘘を抱えたまま覗いた窓が遠く いつか思い出せる そう祈る君が指した向こう 悲哀と絶望の朝が憂いて

過去に戻りたいわけじゃないけど その情景を眺めていたい そんな卑怯を僕は抱きしめたい だから僕は死んだ方がいいって 許されたいんだって だから僕は動けない そして動く他ない、ただそれだけの 理由を持って生きているだけ

完成されていく何かに違和感を感じ あの人を見る想いは薄らいでいた 固まっていく何かが僕を侵食していく 疑いが薄れてまた疑い出した だけど思い出せない 薄れてしまった記憶は消えてしまった

歪む孤独の正体 頬を撫でた風は正しく 日常の景色と揺らいだ夜霧 街明かりに逃げる孤独 今を繋ぎ止める調べが悲鳴のように 掻き寄せて 消さないで

優しい世界

滑り落ちる過去を今が担いで 救われたくて泣いてる 子供のように許されたいんだ 知ってたよ 僕は不甲斐ない 消えたくなって でも消えるつもりなんてないんだよ 虚しさから離れて解かれた身体は涙に還る 世界は優しくなって 終わりを告げるように

幼い空気に浮いた 死んだ心で宇宙を眺めて 本当の自分なんて知られたくない だから君も僕もあの人も寂しいんだね

化身と熱帯

光に伴う僕の化身で熱帯 風を凌いでも痛がりです 記憶の彼方に残した記憶をこじ開けて 貫いた闇で死体 思い出したいな 僕が悲しんだ部屋のこと もう聞こえない夜 記憶に残した嘘と消え失せた身体

消えた夏

言葉は薄めて底流に流せ その記憶につける名前はない 空間を見詰めた世界を見下して 僕を置き去りにしてよ 消えた夏の透明なレモンのような 嘯いた光の速さに劣いだ君 もういいかい? 真理めくは真実の無常

分かり合いたいって 分かり合えないって そうやって遠ざけた孤独に睨まれて もう視界にも入らないし 誰も彼も皆んな同じ 行ったり来たりで終わらないよ

憐れみ

虚しい涙が溢れても 憐れんだ僕を覗いて 脳が掴んだのは現実 どこにも行けない感情で革命めいて 完璧な人間なんていないって 当たり前 安心なんてしなくていい 救われたいだけ 救われたって何も変わらない

不自然

僕のことを覚えてるかな 覚えてるわけなんてないよな 新緑の坂道で木々の切れ間に覗く 太陽の視線は溶け揺れていたから 覚えてくれていたらいいなって どうして思うんだろう 帰り際、こっちを向いてたこと 思い出して

透明の生命

嘯く木々の陰に覗く太陽 光が翻り波間の位相が異なれば 追憶は華やいで空々しく 透明の生命が海に溺れていく 歪む幻想が少し向こうの罪へ逃れた

太陽の影が反転すれば 闇の中、死んだ身体が透明にならないで 寂しくて怖くて動けないよ 罵声が届かない それとも本当は聞こえてる? 振動しなくなってから どれくらい経った? 君の眼が見えなくなってから 虚しくて塞いだ眼 抱きしめたいのは世界だろう? …

輪廻

掴み損ねた光 底流の凍てつく草花 千の追憶に昨日の残像 「もういいんだって」声がノイズ 空洞の振動矛盾めいた 予定調和の向こうへ 色彩は柔らいで 甚だしい涙の粒子 共に消えゆく汽笛と風に

自分を頼ってもらうこと その為に自分を認識してもらう

彼らの憎しみや絶望を想像した上で 彼らに発言することだ 彼らの何をも知らない僕が唯一 出来ることはそれだけだ 想像出来ないなら発言しない方がいい 意味がないから 何も届かないから それでも発言するのであれば 彼らを破壊する上で発言するべきだ