支配したいだけの君

誰かの為だなんて声は消えてしまって

 

成長していく心が汚れたんじゃなくて

汚れた心が意識にのぼったんだ

 

忘れてしまった

あの風もあの匂いも

 

夏に滲んだ灯火は幻想だなんて

芸術的な言い訳

 

人の痛みなんて分からないからって

正解なんてないからだなんて

そんな言い訳で人の心は救えず

傷つけるだけ

 

何もしないより

そこにいないより

続けるからこそ

だからそれでいいって

 

そうやって他人を傷つけることに

価値を見出して自分を守ってる

 

他人を傷つけるために人に優しくする

 

そんな愚かさが君なんだよ

 

 

でも傷つけたいわけじゃない

傷つけるためなんかじゃない

意識と無意識が乖離

感じられない心の仕業

それで許されるわけじゃないけど