障害者福祉の思想

障害者福祉の大きな流れ

あわれみ、慈悲の対象から保護、教育、訓練の対象へ。

さらに、自立する主体へ。また、それらを推進していく環境改善へ。

 

この流れの根底には

サービス提供者中心からサービス利用者中心への変化。

 

思想を考える

上記の流れには、思想の歴史がある。

その思想とは障害者福祉政策の変遷の歴史であり

障害者福祉の基本的な考え方である。

 

 

障害者福祉政策の変遷と思想

変遷は3つの時期に分けることができる

 

1.基本的人権の保障 1945ー1980

特に生存権保障を基盤に置いた考え方。

児童福祉法身体障害者福祉法知的障害者福祉法など法律制定

 

2.自立支援、社会参加支援 1980ー2000

ノーマライゼーションと国際障害者年に強く影響を受ける。

国際障害者年は、これまでの権利宣言に盛り込まれた理念を現実化する動き。

 

3.サービス消費者としての権利保障 2000ー現在

措置制度(行政主体)から利用制度(利用者主体)へ代替。