ボランティア

ボランティアとは

ラテン語のvolo 意志が語源。

無償性、連帯性、自発性、主体性、開発性などがある。

全ての人の福祉の向上を目指し、市民の立場として関わる

一つの形態。

 

ボランティアの意義と機能

障害者の「完全参加と平等」が実現される社会とは

その社会の構成員が障害者を地域を構成する一員として理解する社会。

 

ボランティアの4つの機能

1.障害者の生活の質を高める機能

閉鎖的な日常を送っていて、人間関係や社会との接点に乏しい。

そこで、余暇活動や、何らかのコミュニケーション活動によって

自分の強み(ストレングス)に気付けたり、その強みに気づく

何らかのきっかけになる可能性がある。

 

2.障害者と市民の橋渡しの機能

障害者施設や病院に長く入所している場合、社会性が乏しくなる。

そこで、外部から(市民による)の働きかけによって社会との架け橋となる

機能を持つ。(社会性回復のきっかけ、良くも悪くも働きかけ...)

また、ボランティアは、そこで障害者の姿を垣間見、

障害者観の獲得、ありのままの実態を一般市民に伝えることで、

障害者の差別の低減が期待される。

(情報伝達によるボランンティアから市民全体への波及)

 

3.ボランティア自身が成長する機能

障害者との交流を通じて、自身と向き合う機会を得ることができる。

そして、自己との対話を通して内なる差別、偏見の気づきを得ることによって

障害者観の変容や新しい自分の発見、自己成長の機会になる。

そのような役割が期待される。

 

4.共に生きるという市民感覚でつきあう機能

ボランティアは障害者を同じ地域を構成する者同士として関わり

障害者の生活上の困難を地域の課題として認識して活動することが

求められる。そうしたボランティア活動が課題解決の糸口となり

障害者をはじめ誰もが住み良い街づくりとなる。

 

ボランティアと障害者お相互理解を深めることは

地域の多様なニーズに応える機会になる。

それは、住民の生活課題を解決する地域の福祉力を高めることにもつながる。